1歳児も許容いただける場であったことのありがたさ

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その週末は夫も仕事があり、どうしても娘の預かり先が見つからず子連れで参りましたが、トムさんも、他の参加者の皆さまも、娘の存在を受け入れて下さってとてもありがたかったです。(中略)

トムさんが丁寧に丁寧に解説しながら、自分が伝えたいのは技法ではなくて思想なんだと仰っていたことが胸に刺さっています。他者性を尊重するダイアローグの基本姿勢を、三日間のトムさんの進行そのものから少しでも受け取れたように思っています。
また、このEarly Co-operationのニュアンスは、やはりとても大切だと実感しました。日本ではまだまだ本人・家族が参加する形のケース会議を進めようとすると、支援者側の怖さ(うまく進行できるかどうか分からない)が先に立ってしまうと思います。もちろんそれが望ましいということは知られていますけれども。ですので、それに先立ち、まずは「支援者同士での話し合い/ケース会議をどう上手に使うか」という観点から、今回のWSを考えると、とてもヒント満載でした。もともと多機関連携の話し合いのためにAnticioation
Dialogue
を学び始めたのですが、ADというとどうしても当事者参画が大前提になってしまいます。では当事者にまだ入ってもらっていない段階での調整ではどのようにダイアロジカルで居られるか、と考えた時にはこのEarly Dialogueの基本姿勢が、連携を保つカギになるわけですよね。沢山ヒントをいただきありがとうございました。(長沼葉月)