[ DIALOGICAL SPACE: −対話的空間を生み出すということ− ]Tom Erik Arnkil (著) Amazon.co.jpにてオンデマンド(ペーパーバック)で販売を開始しました。

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商品のご説明

内容紹介

著者メッセージ
この小冊を執筆しようと思った動機は、一つの「心配ごと」にあります。世界中の国のあちらこちらで、対話的実践の「流派」の間に、見えない溝が生まれつつあることに、私は気が付きました。(これは、様々な学派が拮抗する科学の世界で、よく見られる現象かと思います。)人生は対話的なものです。私たちは毎日、常に、対話をしています。その一方で、対話的実践は、保健や福祉、教育やその関連領域における実践の主流からは離れたところにある営みとなってしまっています。そういった様々なバリエーションの実践間で、好奇心や経験、アイディアを互いに惜しみなく共有する代わりに、それぞれの実践の孤立化が起こってしまうとしたら、なんと悲しいことでしょうか。実践のためのコンテクストにはさまざまな要件、制限、可能性があるものです。しかしその「流派」にかかわらず、対話的実践を行うすべての人は、その瞬間に居合わせる人たちと共に、適切な物理的、時間的、社会的、精神的、およびディスコース(言説)的なスペース(空間)を作り出すよう、心がけています。対話的スペース(空間)を共に生成しようとしている、と言ってもいいかもしれません。
本書に紹介する概念的ツールの素案によって、さらなる味わい深い対話の世界、そして対話についての共有・交流が育まれることを願っています。

目次

1.オリジナルのADとOD
2.対話的空間
3.対話性と物理的空間
4.対話性と時間的空間
5.対話性と社会的空間
6.対話性と心理的空間
7.対話性と言説的空間
8.意思決定に関する言葉
9.要約

著者について

トム・エーリク・アーンキル(Tom Erik Arnkil)
1950年生まれ。フィンランド国立保健福祉研究所(THL)名誉教授。
ネットワーク・ダイアローグの研究開発の責任担当を務め、定年退官後は日本を含めた世界各地でダイアローグ研修を行っている。
2018年6月にヤーコ・セイックラ(Jaakko Seikkula)と共に、アメリカ家族療法士学会(American Family Therapy Academy)より貢献賞を授賞。
DPI (非営利組織 ダイアローグ実践研究所)理事
ODNJP(オープンダイアローグ・ネットワークジャパン)名誉会員


Amazon登録情報

  • オンデマンド (ペーパーバック): 50ページ
  • 出版社: デザインエッグ社; 1版 (2019/12/2)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4815015473
  • ISBN-13: 978-4815015473
  • 発売日: 2019/12/2
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 0.3 x 21 cm